「ジーンズは、1本ずつ洗った方が良いのかな?」
「ジーンズをムダに色落ちさせずに、洗濯機でまとめて洗う方法が知りたいな」
こんな疑問にお答えします。
- ジーンズをまとめて洗う際の3つのポイント
- 洗剤の量
- 洗濯ネットならもっと安全
- ジーンズは干す前が大事
ジーンズの洗い方て調べてみると、1本ずつ手洗いでとか、お湯を使ってとか、意外に手間のかかる洗い方が多いですよね。
しかし、出来ることならジーンズをなるべく色落ちさせずに、洗濯機でまとめて洗ってしまいたいわけです。
そこで今回は、ジーンズをムダに色落ちさせずに、洗濯機でまとめて洗う方法を解説します。
私はジーンズ歴25年以上で、これまで30本以上の色んなメーカーのジーンズを履いて育ててきました。実際ジーンズを洗う時は、2〜3本まとめて洗うようにしています。
この記事を読むと、ジーンズの安全なマトメ洗いの方法が分かって、1本ずつ洗う手間が省けるようになります。
さっそく見ていきましょう。
ジーンズをまとめて洗う際の3つのポイント
ジーンズはボタンを閉めて必ず裏返す
ジーンズは、洗濯機に投入する前に、必ずボタンを閉めて裏返しにしましょう。
なぜかと言うと、表向きで洗濯すると、洗濯機内でジーンズの表面同士が擦れ合って、摩擦で色落ちしてしまうからです。
摩擦による色落ち
そもそもジーンズの色落ちは、摩擦によって生地の表面が削れていくことで起こります。
普段履いているジーンズを思い出してみてください。ひざやお尻などのよく擦れる表面部分から先に色落ちしますよね。
つまり、摩擦の頻度が多ければ多いほど色落ちが進んでしまうのです。
洗濯機も同様で、洗濯槽の中でジーンズの表面同士が擦れ合えば、それだけ色落ちが進んでしまいます。
さらに、濡れたジーンズの生地は、乾いた生地よりも摩擦が強くなるので、より色落ちしやすい状態になっています。
なので、このジーンズの表面同士の摩擦による色落ちを防ぐ為に、ジーンズはボタンを閉めて、裏返しにしてから洗濯機に入れる必要があるわけなんです。
ジーンズ以外は投入しない
洗うジーンズ以外、他の衣類は洗濯機に入れないようにします。
その理由は、他の衣類にジーンズの色が移ってしまうからです。
色移り
ジーンズを染めてる染料のインディゴは、ジーンズを水に浸けて、手で揉み込む程度で色が出てきます。
そして、白い生地や色の薄い生地なんかが、この水に出てきたインディゴを染み込むと、色が着いてしまいます。
洗濯機内でも同じで、ジーンズと一緒に白いシャツなどを洗ってしまうと、洗濯機内に出てきたインディゴの青い色が、シャツの白色に移ってしまうのです。
制服の白いカッターシャツなんかに青い色が移ってしまうと、着れなくなって大変ですよね。
なので、インディゴの色移りを避ける為に、ジーンズはジーンズだけで洗った方が良いということなのです。
そう言った意味では、同じジーンズ同士であっても、色の濃さがかけ離れたジーンズを一緒に洗うのは、避けた方が良いということになります。
例としては、新品に近い濃いジーンズと色落ちが進んだ色の薄いジーンズや、ブラックジーンズなどは、まとめ洗いはやめましょう。
洗濯機の設定は短時間コース
洗濯時間の設定は、短時間コースなどの短い時間に設定します。
理由は、洗濯時間が長いと、それだけ色落ちが多くなるからです。
長時間の洗濯はNG
先程も言ったように、ジーンズは洗濯をすれば、必ず色落ちが発生します。
そして、その洗濯時間が長ければ長いほど、余計に色が落ちてしまうのです。
例えば、単純に10分だけ洗濯機で回すのと、30分ぐらい回すのとでは、落ちる色の量が違ってくるのは、容易に想像できますよね。
洗濯機内でジーンズが長時間グルグル回れば、その分よけいに色が落ちてしまいます。
なので、色落ちをなるべく抑える為には、洗濯時間は短い方が良いというわけなんです。
汚れは短時間でも落ちる
また汚れを落とすと言った面から見ても、長時間の洗濯は不要になります。
ジーンズのまとめ洗いとは言え、洗濯機に投入するジーンズの数は、せいぜい3本程度にしておきます。
3本程度のジーンズであれば、長く洗濯機で回さずとも、通時のヨゴレはキレイに落ちてくれるわけです。
家庭で、家族の衣類を大量に洗濯するのであれば別ですが、数本のジーンズを洗濯するのであれば、短時間で十分に汚れは落ちます。
洗剤の量
入れる洗剤の量は、少な目にします。
さっきの洗濯時間の話と同じで、ジーンズ数本程度であれば、少ない洗剤の量で充分に汚れが落ちるからです。
洗剤による色落ち
あと洗剤は、汚れといっしょにジーンズの色も少なからず落とします。
つまり洗剤量が多ければ、それだけジーンズの色も落ちてしまう可能性があるということです。
なので、ジーンズの色落ちを防ぐ為にも洗剤の量は少な目にします。
とはいえ、一回の洗濯で洗剤を入れすぎたからと言って、急激に色が抜けることは無いので心配は不要です。
ちょっと汚れてるなという時は、洗剤を少し入れて洗い、さほど汚れていない場合は洗剤無しで洗うなど、ジーンズの状態で調整すればOKです。
洗濯ネットならもっと安全
洗濯ネットを使えば、もっと安全に洗濯することができます。
なぜなら、洗濯ネットに入れてジーンズを洗うことで、ジーンズ同士の摩擦自体を最小限に抑えられるからです。
洗濯ネットはジーンズにも使える
洗濯ネットは、オシャレ着やちょっと高い洋服を洗う時に使用しますよね。
これは洗濯モノ同士の摩擦を防いだり、絡みあったりするのを防ぐ為に使用するわけです。
洗濯によるダメージを避ける為ですね。
当然、ジーンズを洗う時に使っても同様の効果があって、ジーンズ同士の摩擦を防ぎ、洗濯中にジーンズが絡みあって、余計なテンションが掛かるのを防ぐことができます。
なので、洗濯によるジーンズへのダメージを最小限に抑えたい場合は、洗濯ネットを使うのがおすすめなのです。
ちなみに私は、履き込んで生地が薄くなったジーンズや、破れのあるジーンズを洗う時はよく洗濯ネットを使用します。
理由は、洗濯中にジーンズが引っ張られることで、薄くなった生地が破れたり、破れた穴がさらに広がったりするのを防ぐために洗濯ネットを使用します。
ジーンズは干す前が大事
ジーンズは、洗濯後の干す前が重要です。
干す前にシワを伸ばしておかないと、乾いた時にシワが残るからです。
洗濯後のジーンズはシワクチャ
洗濯後のジーンズは、脱水されて洗濯機内でかなりシワクチャになっています。
このシワを伸ばさず干すと、乾いた時にジーンズにシワが残るのです。
すると、ジーンズを履いた時にシワが原因でシルエットが崩れたり、シワ部分に変な色落ちが発生することがあります。
せっかく丁寧に洗濯したのに、履いた時に型崩れしたり、変な色落ちするのは嫌ですよね。
なので、洗濯後のジーンズを干す時は、しっかりシワをば伸ばしてから干すのが重要なのです。
ジーンズの干し方
干し方は、ジーンズを裏返したまま、しっかりシワ、ポケットの布地、サイドのセルビッチを伸ばして干します。
物干し竿などに吊るして干しましょう。裾の方までしっかりシワを伸ばしておいてください。
ジーンズを吊る方向
あと、吊るす方向ですが、よく逆さまに吊るしてと言われます。
シワが伸びやすいかららしいですが、私はそのままウェストを上にして干します。
理由は、濡れたジーンズは結構重いので、裾から吊すとジーンズに重みとテンションがかかり、ダメージが入る可能性があるからです。
履き込んで生地が薄くなった部分が引っ張られると、破れる可能性もあるからです。
ジーンズの日焼け
もう一つよく言われるのが、直射日光を避けて干すことです。
日光の紫外線によってジーンズが変色したり、色褪せたりするかららしいのですが。
私の経験から言うと、1日ぐらい日光が当たったところで干しても、すぐに色褪せたりしないので、そこまで神経質になる必要は無いです。
そもそも屋外でジーンズを履いていれば、日光は当然あたりますよね。
それで、すぐに色が変わってしまったジーンズて見たことあるでしょうか。
無いですよね。そりゃぁ何日間もずっと太陽に当てっ放しにすれば少しは色褪せてくるとは思います。
ということで、ジーンズを干す際に特に重要なことは、「必ずシワを伸ばしてから干すこと」。これだけはお忘れなく。
まとめ
おさらいすると、ジーンズをまとめ洗いする際のポイントは以下の通りです。
- ジーンズのボタンを閉めて、裏返しにする
- ジーンズだけで洗うこと
- 洗濯は短時間コースで短く洗う
以上の3点でした。
また、ジーンズの状態に合わせて洗濯ネットも併用すると、より安全にジーンズをまとめて洗濯することができます。
あと、干す時はジーンズのシワを伸ばしておくのも重要でしたね。
これらのポイントを押さえて頂ければ、ジーンズをまとめて洗濯しても失敗しないと思います。
参考にしてみてください。
あと、私が10年間ぐらい履いたジーンズのレポートがあるので、興味がありましたらご覧になってみてください。👇
というわけで今回はここまでです。
それではまた!